おすすめアート作品をご紹介

ー秋分けのまれびとー 香川大介 展

パークホテル東京ではアートを媒介に日本の美意識のひとつでもある「設え」によるおもてなしでゲストをお出迎えしております。その取り組みのひとつとして、日本の四季を表現する展示会ART coloursの第30弾として、ー秋分けのまれびとー 香川大介 展が開催されています。

「3つのおもてなし」(※)の6名のコンシェルジュがそれぞれに選んだおすすめアート作品をご紹介いたします。日本の四季をアートを通じてお楽しみいただきたい、という想いを込めて作品をセレクトいたしました。

紹介コメントとともにおすすめアート作品をお楽しみください。

踊る滝

アートコンシェルジュ 白木明日香
滝は自然が創り出した、時と共に変化するアート。
細部まで描かれている、踊っているかのような水しぶきに圧倒されつつも不思議にこころが落ち着きます。また流れ落ち続ける水の動きも想像できる迫力がある作品です。
滝はもちろん地球上に存在する場所ですが、描かれている滝は幻想的で小さなユートピアが連想されます。
是非、日常の考え事から離れて今この一瞬を大切にし、自然と歴史の共存を感じられるこの作品をじっくりご鑑賞下さい。

夜からの使者

アートコンシェルジュ 高沢佳苗
この作品の第一印象は、「やさしさ」「やわらかさ」でした。
明るい陽光の中、生命力あふれる木の下に静かに佇む「夜からの使者」。その姿から、まるでめまぐるしく変化する現代の私たちの日々に、安らぎのあふれる静かな夜を連れて来たかのような印象を抱きました。しかし、夜からの使者の足元に舞い散る枯葉に注目すると、まるで使者が静かな終わりを象徴しているかのようにも見ることができます。
見方によって印象がガラリと変わるこの作品を、対となる「昼からの使者」とともにお楽しみ下さい。

物語

アートコンシェルジュ 山田健太
作者の香川大介氏はアーティスト活動の一環として日本の和彫りのペインティングを映画の役者やエキストラの人々に施す仕事もしている。今回の作品にも和柄の模様が落とし込まれており、和彫りのデザインとしても全く違和感が無く感じる。
私が最初に見た時に目に映ったのは作品の下にある黒い模様である。これは日本の和彫りの技法のひとつである額彫りと見切りを表現したものだと思った。
日本では過去の歴史やメディアなどが理由で、刺青には常に偏見がつきまとうように思う。私自身も同じだ。私はこの作品を見て、日本において刺青という文化が歩んできた過去の批判や差別などのネガティブな印象が常にある物語を想像した。しかし、日本の和彫り技術は色々な表現技法を持っていたり、機械を使わない手彫りという手法も継承されて今も少ないが存在している。刺青をとりまく事柄を取りの除いてみると、これはまぎれもなく古来から続く日本の立派な芸術・美術文化であると感じる。
「私たちに色々な偏見や過去、歴史を全て除いて刺青を芸術作品・文化の一つとして観て欲しい、純粋な刺青を見てほしい」という作品の強い声が聞こえた気がした。
この作品は私自身に物事や人を取り巻く偏見を一度取り払い見据えて判断することの大切さを再確認してくれた。

重く黒い鉄

ロビーコンシェルジュ 金 政煥
長い歴史の中で、様々な用途で使用されていた「お面」ですが、こちらの作品にもメッセージを伝える手法として「お面」が使われています。絵とお面、二つを組み合わせる新たな発想から、独特な雰囲気を感じ取れる作品に仕上がっております。作家の個性的な世界観を味わえる作品であるため、お勧め作品として選びました。古代、縄文時代の土偶の顔のような先人達の息が感じられる作品であります。どうぞご覧ください。

山鳥

レストランコンシェルジュ ヴァルツカイテ イェヴァ
秋に訪ねるまれびとの形は、待っている人の感覚によって異なると思いますが、私は香川さんによる「秋分けのまれびと」展の山鳥の表現に惹かれました。開放感に溢れた頂点に立っている山鳥は、神様のようなオーラを発散し、インパクトのある主役だと感じました。神秘的な土面から世界を眺めながら、空を飛んで訪ねるところに秋を広げるのではないかと想像させられます。この作品と自然との繋がりも強く、伝えるべき点です。山鳥は、山間部にあるスタジオで生み出したもので、アクリル以外に植物のフキが入った墨で制作されました。落着きの色味も秋の美しさを引き上げ、古代ならではの気味は同作品の一つの魅力だと思います。私には山鳥の印象が深いのですが、皆様はどちらのまれびとが良い秋を運んで来ると思いますか。

うずまく森の唄

レストランコンシェルジュ 山本リビングストン
耳を澄ませば、まれびとの土面から響く森の唄。立秋の風から緑派の渦を巻き、森の様々な命と共に音が土に帰る。土と共に被さる雪と寒い冬を乗り越え、やがて新しい命が春でまた芽生える。そして暑い夏に耐えた森の虫や命が涼しい風と一緒に鳴く、秋分の唄。そんな唄が響いて来そうな、お勧めの作品です。

 

ー秋分けのまれびとー 香川大介 展 詳細はこちら

※「3つのおもてなし」はご滞在のそれぞれのシーンをより一層お楽しみ頂くために、「アートコンシェルジュ」、「ロビーコンシェルジュ」「レストランコンシェルジュ」が、ご利用目的の異なるお客様一人ひとりをもてなす新たな取り組みです。

Mugwort, Gohun on Kissho hemp paper, sumi, Acrylic paint, Pigment
Camellia, Mugwort, Gohun on Kissho hemp paper, sumi, Acrylic paint, Gold paint, Pigment
Bamboo, Branch, Cloth, Ceramic, Gohun, Sumi, Acrylic paint, Gold paint, Pigment 
Yew, Gohun on Kissho hemp paper, sumi
Butterbur, Gohun on Kissho hemp paper, sumi, Acrylic paint, Pigment
Azalea, Pine, Gohun on Kissho hemp paper, sumi, Acrylic paint, Pigment

“日本の美意識が体感できる時空間”

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