収穫の秋。祝祭の秋。食欲の秋。そして新しい価値や刺激に出会う芸術の秋とも言われます。日本人の精神性の根幹となる明瞭な四季の中でも、秋は豊かな喜びを与えてくれます。今回のARTcolours(アートカラーズ)Vol.14では、彫刻家中野浩二の現代彫刻がお客様をお迎えいたします。
重要なことは完成した作品は元より、無心になって制作する過程の中にあり、少しずつ念入りに、そして素早く一気にイメージを形にするために行う作業は、まるで故郷岩手で目にしていた素朴な団子作りと重なると作家は言います。そして日常全てのありとあらゆるものを素材と要素にして、気持ちを込め、こねて、まるめて、まぶして、のせていく。どこか愛らしく、どこかおぞましい、どこかヌケていていながら、強烈な存在感を放つ中野浩二の作品たち。それぞれ異なる相貌を持って立ち並ぶ彫刻達には、孤独であることを受け入れながらも、淡々としかし前向きにたくましく生きる人々を賞賛する思いが込められています。
都心最大級の吹き抜けのラウンジに巡ってきた新たな季節に、オリジナリティ溢れるユニークな彫刻作品に囲まれてのランチ&ティータイム、日没とともに大壁面に映し出されるプロジェクションマッピングと、作品とコラボした斬新なスペシャルカクテルで、秋の夜長を過ごしてみてはいかがでしょうか。
期間: 2015年9月14日(月) ~ 11月29日(日)
時間: 11:30 a.m. ~ 10:00 p.m.
場所: 25F ART Lounge
料金: 無料
[協力]ロイドワークスギャラリー
[総合プロデュース]creative unit moon
[映像制作]antymark
西洋松茸とも呼ばれる香り高いセップ茸。エシャロットとパン粉を加え香ばしく焼き上げ、パートフィロの上に盛り付けました。鶏だしとフォアグラのソース、焼き茄子のピューレと共にお召し上がりください。
[期間] 2015年 10/1[木] – 10/30[金]
[料金] ムニュ ド セゾン(10,000円のコース)の前菜としてご提供
秋の味覚を代表する松茸。焼くことで風味と香ばしさが引きたちます。焼いた松茸にカボスをぎゅっと搾って、香り立つ贅沢な秋の風物詩をご堪能ください。
[期間] 2015年 9/14[月] – 10/31[土]
[料金] 二人前9,504円 (税金・サービス料込) ※要予約
アメリカ発祥の「ポップオーバー」焼き上げる際に型から弾けて飛び出した形がユニークな造形作品のよう。シューのような、パンのような。サクっとモチっとした不思議な食感をお楽しみください。
[期間] 2015年 9/14[月] – 11/29[日]
[料金] ◆喫茶時間 (14:30-17:00) 1,800円 コーヒー付き(税金・サービス料込)
◆ディナータイム (17:30-22:00) 1,200円 単品(税金・サービス料込)
様々な表情を持った彫刻たち。 日常全てのあらゆるものを素材と要素にして、気持ちを込め、こねて、まるめて、まぶして、のせていく。その制作過程の中にあるフィロソフィに、日本人の持つ、素材(自然)への敬意を感じることができました。ほんの少し前まで、一般的だった食品の包装素材の経木。赤松を極限まで薄く削った天然素材の包装紙は、殺菌や調湿を兼ね、日本人の食生活に欠かすことの出来ない天然素材でした。日本産の木樽に熟成された、ジャパニーズウィスキーを経木で包み込んだハイボール。どこか懐かしい赤松の香りと共にお楽しみください。
[期間] 2015年 9/14[月] – 11/29[日]
[料金]:1,500円(税金・サービス料込み)
1952年鹿児島県生まれ。1979~1984年在仏。
1989年に小田原で「ステラ・マリス」をオープン。
その後、再渡仏して1997年4月パリ8区に「ステラ・マリス」を開店。
2003年、芝パークホテル、パークホテル東京に「タテル ヨシノ」を開店。
2006~2009年続けてフランス版のミシュランガイドにおいて1つ星の評価を獲得。
自然や風土に逆らわず、大地の実りをそのままお皿に盛り込むような
「テロワ(大地)の料理」を追及し続けている。
1979年神奈川県生まれ。
1999年東京調理師専門学校卒業後、箱根ホテル【はつはな】で日本料理を学び、
パークホテル東京【花山椒】ハイアットリージェンシー東京、西麻布【割烹たくみ】などで修業を積み、
パークホテル東京 花山椒で料理長に就任する。
ニューヨーク国際バーテンダースクール卒。
国内外のホテルやバーでカクテルの真髄を学ぶ。
自己啓発セミナーとしてのカクテル講座や Suzuki Takayuki Bartender School を主宰するなど、
個人から企業まで、カクテルを通じてのライフスタイルを提案している。
著書「パーフェクト・マティーニ」