和紙の部屋

第3弾 竹之内 直記

「和紙」をテーマに美術家の竹之内直記さんが、11月14日から11月30日まで当ホテルに17日間滞在し、制作いたしました。
「自由自在な和紙は、私にぴったりの素材」という竹之内先生。
日本古来より伝わる和紙の特性を利用して、壁に直接描いたり、版画を刷って壁に貼ったり、くるくると巻いて照明カバーとして使用したり・・・
壁に描かれた「風神」「雷神」に貼り付けられた小さな神様は合計108人にするなど、ちょっとした遊び心もお楽しみいただけるお部屋となりました。

 

スタッフからのおすすめコメント

和紙は熟練した手仕事で作られた伝統的な紙です。おもちゃや洋服、日用品など、多くの伝統工芸品に使うことができます。
このペーパークラフトアートに囲まれたお部屋はどうでしょう?アーティストルーム「和紙」は、まさにそのために作られたのです!
紙とこの伝統芸術について考えるとき、私はいつも落ち着いた感じと繊細な色を想像します。アーティストの竹之内直樹さんは、黒と白の手漉き紙のフロアランプを使って、この感覚と和紙のスタイルを表現していて、部屋全体に穏やかな光を与えています。
このアーティストルームは、当ホテルの中でも広い部屋で、中に入るとその広さを実感することができます。キングサイズのベッドには、作家のオリジナルデザインの枕とシーツが置かれています。
また、こちらのお部屋からは東京の街並みとスカイツリーが一望でき、その美しさは圧巻です。カラフルすぎず、自分の家にいるような気分にさせてくれるアーティストルームをお探しの方には、このお部屋をオススメします!

Room #3122  |  完成:2013.11

Artist’s Message

30年前より始めた木版画。彫り始めると無心になり、どんどんと大きな作品が出来上がりました。
そして、木版画という領域のみに満足できず、平面から立体の世界へ表現の幅を広げました。
常に自由な発想ができる環境を目指しながら制作を続けています。

この部屋は、日本に古来より伝わる和紙の特性を利用して作りました。
描く、摺る、揉む、折る、巻く、そして丈夫です。
自由自在。私のテーマにぴったりな素材です。
伝統と創造の中で、心地好い時間を過せればと願っています。

竹之内 直記

“日本の美意識が体感できる時空間”

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