パークホテル東京は、「日本の美意識が体感できる時空間」をコンセプトに、ホテルの柱であるART=空間(Atrium)食(Restaurant)旅(Travel)のそれぞれのシーンで、日本の美意識が体感できる取り組みを行っております。
和とモダンが融合する日本料理 花山椒では、「食の美」と「用の美」のコラボレーションを試みております。
日本は古来より、変化に富む自然豊かな国として、日々変化していく自然風景や植物、祭礼、伝統工芸や伝統文化など、自ずと季節の変化を鋭敏に反映しており、季節のうつろいを美しみ、楽しみ、厳しさを感じ取るとともに自然の恵みを尊んできました。その精神から生まれる「食」、そして「用」を体感して頂けます。
国内外で活躍する新進気鋭の陶芸家によるオブジェや器でインスタレーションを行い、日本の美意識を体感して頂けるように、四季折々のおもてなしでお客様を心からお迎えいたします。
横山 玄太郎
15歳で単身渡米。 留学先の高校で陶芸と出会い、ハートフォード美術大学に進学。卒業後、現地の陶器製作所に勤務ののち、2002年に帰国。以降、門前仲町にアトリエを構え、銀座三越をはじめ国内外のギャラリーで作品を発表。森英恵や漫画“へうげもの”の企画展などに参加する。 作品は森ミュージアムショップにて取り扱い中。
SHOWKO
京都出身。330年続く茶陶の窯元「真葛焼」に生まれる。
佐賀での修行の後、2005年より自身の工房を立ち上げ、陶板画作家として独特の技法で制作をはじめる。その後、グラフィックデザイナーとしての経験をもとに、プロダクトの可能を探求。
2009年工房を法人化、「SIONE(シオネ)」を立ち上げる。2016年に銀閣寺の旅館をリノベーションし、直営店をオープン。同年、LEXUS NEW TAKUMI PROJECTの京都代表に選出されプロジェクトに参加。陶板画制作やアートワークなどを通じて、もてなしの時間や空間を創造し国内外にて展覧会を開催。日本をはじめ、ミラノ、パリ、中国、台湾など活動を広げている。
-作品の特徴や作家性、テーマなど
ヤキモノは私たちの年齢より遥か遠く未来まで届く「手紙」のような存在だと考えています。何度も塗り、焼き重ねることによって、立体感を増す陶板画、古典文様と現代文様を組み合わせて制作した器。
直線と曲線、古典と現代、夜と朝。古代から未来へ脈々と継がれていく、儚く美しい「生命の賛歌」を活動を通して表現している。
-SIONE(シオネ)
SIONEは器を中心とした《読む》プロダクト。茶の湯をはじめとした伝統文化 そのこころの意味を問い直し モノガタリのある「かたち」として器に込めている。例えばひとつの小説を読み終えたときの余韻のような、例えば特別な洋服に袖をとおしたときの高揚感のような、SIONEの器は日常の生活を非日常に切り替える。
塩谷良太
2003 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業
2005 筑波大学大学院芸術研究科デザイン専攻総合造形分野修了
2011-2012 平成23年度文化庁新進芸術家海外派遣研修員、イタリア・フィレンツェ国立美術学院
2020.8 個展「かたちに、かたちのないもの」 瀬戸市美術館、瀬戸/愛知
2022.1 個展「かたちに、かたちのないもの」 cont、名古屋/愛知 他
-作品の特徴や作家性、テーマなど
やきものにまつわる「仕組み」を通して見る者の内に様々な記憶や感情を喚起する。「仕組み」は制作過程で働かせる悟性によって単なる構造にとどまらない何かになっていく。近年では、とくに空間は人が動くことによって認識されるという前提のもと、この「動き」を触発し、ものや人の「姿」や「佇まい」といったリアリティを伴う作品の創出を試みる。
日本料理 花山椒の個室に「ウォールアート」を施しました。
古くより親しまれてきた日本の伝統歌「いろは」の歌を、ひらがなの元となる字である“字母”を用いて藤棚のように表現されています。藤棚は人々が集まる憩いの場に設置され、藤の花を稲穂に見立て豊作を願うなど縁起の良いものとされています。
書道家 万美 / MAMIMOZI
9歳で筆を持ち、高校時代より書家を志す。
古典に立脚した書道と、様々なカルチャーとの共通点を見出し
数多くのコラボレーションを実現。
日本各地、世界各国を巡る。